今回は、99番の小建中湯(しょうけんちゅうとう)です。 虚弱体質の方の腹痛や下痢などの便通異常に処方される漢方薬です。 小児の夜尿症や夜泣きにも適応があります。 全部で6種類の生薬で構成されています。 桂皮(けいひ)、芍…

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今回は、98番の黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)です。 98番から100番までは、建中湯類が続きます。 建中湯とは、おなかをしっかり建て直して丈夫にするお薬という意味です。 黄耆建中湯は、全部で7種類の生薬で構成されて…

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今回は、97番の大防風湯(だいぼうふうとう)です。 保険適応は、「下肢の慢性関節リウマチ、慢性関節炎、痛風で、関節がはれて痛み、麻痺、強直して屈伸しがたいもの」となっています。 全部で15種類の生薬で構成されています。 …

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今回は、96番の柴朴湯(さいぼくとう)です。 気分がふさいで、のどや食道に異物感があり、動悸、めまいを伴う方の咳や気管支喘息に処方される漢方薬です。 9番の小柴胡湯と16番の半夏厚朴湯が合わさったもので、吐き気を抑える組…

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今回は、95番の五虎湯(ごことう)です。 咳、気管支喘息に保険適応のある漢方薬です。 同じく、激しい咳や気管支喘息の発作などで処方される55番の麻杏甘石湯に消炎・鎮咳作用のある桑白皮(そうはくひ)が加わって、全部で5つの…

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ツムラの漢方薬の94番は欠番です。 今回は、久しぶりに日本の戦国時代に活躍した漢方医である曲直瀬道三の著書の「切紙」の一節を取り上げます。 冒頭の五十七ヶ条の6番目の「不可拘古方而通旧法則佳也」になります。 「古方にこだ…

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今回は、93番の滋陰降火湯(じいんこうかとう)です。 のどに潤いがなく、痰が出にくくて咳こむ時に処方させるお薬です。 特に、夜間の頑固な咳に良いとされています。 全部で10種類の生薬で構成されています。 まず、当帰(とう…

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今回は、92番の滋陰至宝湯(じいんしほうとう)です。 虚弱な方の慢性の咳や痰に適応のある漢方薬です。 全部で13種類の生薬で構成されています。 柴胡(さいこ)、知母(ちも)、地骨皮(じこっぴ)は、熱や炎症を冷ます作用のあ…

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今回は、91番の竹筎温胆湯(ちくじょうんたんとう)です。 風邪などの感染症の回復期に、微熱、咳、痰などの症状が長引き、安眠できない場合などに処方される漢方薬です。 全部で13種類の生薬で構成されています。 半夏(はんげ)…

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今回は、90番の清肺湯(せいはいとう)です。 粘調で切れにくい痰を伴う頑固な咳に対して使用するお薬です。 「ダスモック」という名前で市販薬としても流通しています。 全部で16種類の生薬で構成されています。 麦門冬(ばくも…

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