今回は86番の当帰飲子(とうきいんし)です。 冷え性の方が、皮膚がかさかさに乾燥してかゆみを訴える時などに使用されるお薬です。 全部で10種類の生薬で構成されています。 まず、当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、芍薬(し…

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今回は、85番の神秘湯(しんぴとう)です。 小児喘息や気管支喘息、気管支炎に効能があるお薬です。 感冒などの感染症の後に咳が長引いて呼吸が苦しい時などにも処方されます。 全部で7種類の生薬で構成されています。 麻黄(まお…

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今回は、84番の大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)です。 便秘に広く用いられるお薬です。 大黄(だいおう)と甘草(かんぞう)のみのシンプルな構成です。 大黄は、強い緩下作用を持つ生薬で、中心成分は、西洋薬にもあるセンノシ…

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今回は、83番の抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)です。 この漢方薬は、江戸時代に大阪で活躍した漢方医の北山友松子(きたやまゆうしょうし)が考案したと伝えられています。 54番の抑肝散に81番の二陳湯の構成生…

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今回は、82番の桂枝人参湯(けいしにんじんとう)です。 胃腸の弱い方の頭痛、動悸、慢性胃腸炎などに効能のある漢方薬です。 全部で5種類の生薬で構成されています。 人参(にんじん)、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅ…

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今回は、81番の二陳湯(にちんとう)です。 悪心、嘔吐に適応のある漢方薬です。 半夏(はんげ)、生姜(しょうきょう)、茯苓(ぶくりょう)、陳皮(ちんぴ)、甘草(かんぞう)の5種類の生薬で構成されています。 半夏、生姜、茯…

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今回は、80番の柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)です。 保険適応病名は、かんの強い傾向のある小児の神経症、慢性扁桃炎、湿疹となっています。 全部で14種類の生薬で構成されています。 黄芩(おうごん)、黄連(おうれん)、黄…

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今回は、79番の平胃散(へいいさん)です。 胃もたれ、食欲不振、消化不良などの症状に使用するお薬です。 全部で6種類の生薬で構成されています。 生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう)は、胃薬としての定番…

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NHKの大河ドラマ「どうする家康」が始まりました。 徳川家康といえば、健康管理に人一倍気を使っていて、漢方薬を自分で煎じて服用していたと伝えられています。 特に愛用していたのが、八味地黄丸を基盤にした漢方薬と言われていま…

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明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。   新年早々、ご報告したいことがあります。 昨年11月に、日本東洋医学会の漢方認定医の試験を受験し、昨年暮れに合格通知が届きました。 このブ…

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