今回は、59番の治頭瘡一方(ぢづそういっぽう)です。 炎症やかゆみがあり、分泌物の多い皮膚症状に適応がある漢方薬です。 特に、乳幼児の顔や頭の湿疹に使用されます。 全部で9種類の生薬で構成されています。 荊芥(けいがい)…

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今回は、58番の清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)です。 にきびに適応がある漢方薬です。 全部で12種類の生薬で構成されています。 黄芩(おうごん)、黄連(おうれん)、山梔子(さんしし)は、熱を冷ます働きがあります。 …

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今回は、57番の温清飲(うんせいいん)です。 皮膚の色つやが悪く、ほてりや頭のふらつきがある場合に処方されます。 女性の月経不順や月経困難に良く使用されますが、熱を伴った乾燥性の皮膚病変にも応用可能です。 全部で8種類の…

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今回は、56番の五淋散(ごりんさん)です。 市販薬としては「ボーコレン」という名前で、ドラッグストアでも購入できます。 中国医学では、泌尿器系のトラブルを総じて「淋証」と言います。 原因や病態によって、さらに次のように分…

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今回は、55番の麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)です。 使用される4つの生薬の名前を連ねたシンプルな名称となっています。 すなわち、麻黄(まおう)、杏仁(きょうにん)、甘草(かんぞう)、石膏(せっこう)です。 喘息など…

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今回は、54番の抑肝散(よくかんさん)です。 文字通り、肝の高ぶりを抑える薬という意味です。 「肝」は五臓の一つで、気(からだを支える生命エネルギー)の流れを調整したり、血や栄養を蓄えたりする機能をつかさどる機関とされて…

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今回は、53番の疎経活血湯(そけいかっけつとう)です。 腰痛や座骨神経痛などに使用されるお薬です。 全部で17種類もの生薬が含まれています。 当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)。芍薬(しゃくやく)地黄(じおう)で構成され…

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今回は、52番の薏苡仁湯(よくいにんとう)です。 関節痛や筋肉痛に適応がある漢方薬です。 薏苡仁(よくいにん)、麻黄(まおう)、桂皮(けいひ)、当帰(とうき)、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ)、芍薬(しゃくや…

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今回は、51番の潤腸湯(じゅんちょうとう)です。 高齢者や比較的体力がない方向けの緩下剤として用いられます。 10種類の生薬で構成されています。 黄芩(おうごん)、半夏(はんげ)、枳実(きじつ)、大黄(だいおう)は、いず…

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今回は、50番の荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)です。 蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃腺炎、ニキビに適応がある漢方薬で、特に青年期の患者さんに良く使用されます。 13種類の生薬が含まれています。 黄芩(おうごん)、黄連(…

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