今回は、26番の桂枝加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅううこつぼれいとう)です。

比較的体力がなく疲れやすい方の不眠症などに処方されるお薬です。

悪い夢をみて寝汗をかきやすく、些細な事で神経が高ぶる時に効果が期待されます。

小児の夜泣きや夜尿症にも適応があります。

身体を気持ちよく温める効果のある桂枝湯に竜骨と牡蛎が合わさった形になっています。

竜骨と牡蛎は、いずれも気持ちを落ち着かせる効果があります。

竜骨は、大型の哺乳類の化石が原料の生薬です。

すでに絶滅してしまったナウマンゾウの骨の化石なども含まれています。

ナウマンゾウの化石の復元

 

カルシウムが主な成分ですが、カルシウムだけでは、説明がつかない効果もあります。

何が、そのプラスアルファの効果を生み出すのか、まだ解明されてないようです。

限りある資源が原料の生薬ですから、しっかり漢方を勉強して、適応のある患者さんに有意義に処方しなければならないと思います。

 

懐かしいアニメをどうぞ。

もしかしたら、はじめ人間ギャートルズのゴン達が食べ残した動物の骨の化石を薬として飲んでいるのかもしれません。

 

エンディング曲の「やつらの足音のバラード」は、名曲ですね。

かまやつひろしさんの作曲です。

アニメの音楽担当の藤沢守さんは、ジブリ音楽で有名な久石譲さんと同一人物です。

 

それにしても、ゴンのお母さんのたくましいこと。

骨で作った髪飾り、やっぱり最高です。

人類は、そう簡単には負けないでしょう。

 

参考:活用自在の処方解説 秋葉哲生著

Dr.浅岡の本当にわかる漢方薬 浅岡俊之著

漢方診療のレッスン 花輪壽彦著

よくわかる漢方処方の服薬指導  雨谷栄・糸数七重著