今回は、123番の当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)です。

疲労しやすく、血色がすぐれない方の、月経痛、下腹部痛、痔や脱肛の痛みに対して適応のある漢方薬です。

桂枝加芍薬湯の構成生薬である桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、大棗(たいそう)、生姜(しょうきょう)、甘草(かんぞう)に月経調整作用のある当帰(とうき)が加わったお薬です。

「建中湯」という名前がついている漢方薬は、「おなかを建て直す」働きがあるものになります。

当帰建中湯は、冷え性で腹痛のある方に効果がある桂枝加芍薬湯を、血のめぐりが悪くて月経トラブルを抱えた方の腹痛に特化された形のお薬になっています。

当帰は、セリ科のトウキまたはホッカイトウキの根を湯通ししたものが原料の生薬です。

血を補い、血のめぐりを良くする作用があります。

からだを温める効果もあるので、冷え性の女性の月経トラブルに使用する漢方薬には欠かせない生薬です。

当帰(引用:ツムラメディカルサイト)

 

トウキの花

随分と久しぶりの投稿になってしまいました。

完成に向けてもうひと頑張りしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

参考:活用自在の処方解説 秋葉哲生著

漢方診療ハンドブック 桑木崇秀著

よくわかる漢方処方の服薬指導 雨谷栄・糸数七重著

漢方診療のレッスン 花輪壽彦著

生薬と漢方薬の事典 田中耕一郎編著